つれづれなるがままに

つれづれなるがままにひぐらし。すずりにむかいてこころにうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくれば、あやしうことものぐるおしけれ。

鮮烈な色に囲まれる、そして、惹かれる意味

 

時間があったので。いけるかなと思っていた写真展に滑り込みで行ってきた。

 

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蜷川美花展 千紫万紅

 

千紫万紅とはなんぞや。知らなかったのでぐぐってみた。

 

千紫万紅→いろとりどりの花の色の形容。またいろとりどりに咲いている花のこと。(三省堂 新明解 四字熟語辞典)

 

まさにその名の通り。いろとりどりに、それぞれの花たちがいきいきと写しとられていた。

 

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なんというか。それぞれがみろっていってくるかんじ。

 

きれいだった。

 

なんであんなにいきいきと撮れるんだろう。なぞ。

 

そして、一枚どうしても心惹かれるのがあった。

なんというか。この一枚は動のこえではなく、静の声がきこえて。かつ、すごく物悲しかったんだよな。でもすごく綺麗だった。

 

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このページのやつ。

 

写真集はふと手に取っただけだったんだけど。

 

手にとって開いて、このページを見つけられてよかった。

 

右側のことばですとんと腑に落ちた。

 

 

ふかい。ふかいな。

 

写真はうまいひとがとると、ほんと意味を持つ。言葉を持つ。

 

なんなんだろうな。

 

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コズミック・ガーデン

久しぶりのエルメスギャラリー。

 

snsでちらっとみかけて、綺麗だなぁ、行ってみたいなぁと思っていたことを忘れずにいた自分を褒めたい。

 

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全然知らない方だけれど。作品を見て、素敵な方なんだろうなぁとお見受けする。

だって、見た瞬間にすてきってなったんだもの。

 

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この青と蒼の対比。

 


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もう、拡大してみて欲しいくらい。すごく細かくてすごく繊細。

 

でもとても綺麗だった。

 

ふわーってなるかんじ。

はしごがあったり、ブランコみたいなものがあったり。

 

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そして、目当てのこの部屋ですよ。

家の一室がこれだったらどんなに楽しいだろう。と思うくらいうっとりした。

 

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ひさしぶりに綺麗を浴びた。

 

とても心地よかった。

 

ブログ・ブログ・ブログ

ブログに全く手をつけず、日々が過ぎてしまったー。

 

やってない間に色々ありましたが、まぁ、そこはさておき。

 

やめても、またやる。それが一番。

 

と思い、筆を取ってみる。

 

とはいえ何を書いていいものか。不明。

 

なので、とりとめもなく

 

始めてみようと思う

 

10分創作#7「ふみふみ攻撃」

ふみふみ攻撃

 

起きろ起きろ

お腹が空いたぞ

起きろ起きろ

朝なんだぞご主人

覗き込んで、鼻ですんすんして

それでも起きないから足を乗せてみる

まだ、起きない

うろうろして存在を知らせるも

一向に起きる気配がない

こうなったら最終奥義

ふみふみ攻撃を出すしかない

胸に乗って、グーパーしながら足踏みをする

好きだからじゃないぞ

これはあくまでも起きてほしいが故の荒治療

お、ようやくお目覚めか

ご主人の手が伸びてくる

頭を撫でられ、ちょっと嬉しい

いやいやちょっと待って

撫でただけでおやすみとは何事ぞ

朝です!ご飯!起きてちょうだい!

必死にすんすんするけれど

ご主人は再び夢の中

ダメかぁ、かくなる上はふみふみ攻撃再チャレンジ

グーパーグーパーふみふみふみふみ

ご主人起きて、ご飯をちょうだい

 

僕とご主人のふみふみ攻撃の攻防戦

毎朝同じ、幸せの時間

10分創作#6 「おやつで誤魔化す」

おやつで誤魔化す

僕は怒っている

いや、戸惑っている

朝起きて、ご飯を食べに行って、ご主人の足元にすり寄ったら

上からご主人に何かを落とされた

危うく何かの下敷きになるところだった

怒られるような何かをしてしまったのだろうか

いや、僕は何にも悪いことなんかしてないぞ

ただいつものようにご飯を食べて足元にすり寄っただけなのに

なんだったんだろう

考えたくはないけれど

ご主人は僕のことを嫌いになってしまったのだろうか

ご主人は僕の敵なのだろうか

いない間に考える

出て行った方がいいのかな

帰ってきたらもっと悲しいことされるかな

ならばいっそ

ぐるぐるぐるぐる

僕もご主人のこと嫌いに、、、なれ、、、ば

しゅんとする

寝坊助だし、起こさないと起きてくれないし、危うく会社にだって遅刻しそうになるし、たまに僕の昼ごはん忘れるし、忙しいとかまってくれないし、

 

でも

なんだかんだ言って気づいてくれるし、眠いって言いながらも最終的には起きてくれるし、撫でてくれるし、うるさくしないし、ご飯もくれるし、寒い時は布団に入れてくれるし、笑った顔がなんかいいし、ゴツゴツした手も気持ちよくはないけど優しいし、何よりそばにいて心地いい

 

あぁ、うん、そばに、

そばにいちゃあいけないのかなぁ

なんだかどんより

6月の天気みたいだ

はぁ、とため息をついて、ご主人が脱ぎ捨てたパジャマに潜りこむ

うん、ご主人の匂い

なんだか疲れたな

 

 

ガタン

気づけば真っ暗でどうやら僕は寝ていたらしい

この気配は御主人だ

部屋に明かりがつく

どうしよう、見つかったら追い出されてしまうかな

もう少し寝たふりをしていようかな

そんなことを考えていたら布の向こうからご主人が覗き込んだ

 

「ここにいたのか、ただいま、探したよ」

怒ってない?

いや、まだだ、罠かもしれない

伸ばされた手はいつも通りで、優しく僕の頭を撫でる

尻尾で僕は抗議する。優しくして捕まえて追い出そうったってそうはいかないぞ!

 

「なんだ、おこってる?」

そう笑って、ブラブラと縦長いものを僕の目の前に持ってきた。

ご主人が封を切る

この匂い!おやつ!!

「お!!やっぱりわかったか、鋭いな。今朝はごめんな。わざとじゃなかったんだ」

ご主人が笑顔で顔をすり寄せる

どうやら本当に怒ってなさそうだ

なぁんだ

おやつで誤魔化そうだなんて、そんな!

でもいいや、今日は誤魔化されといてやろう

寂しくて悲しかったなんて絶対知られないようにね

10分創作 #5「美しい毛並み」

美しい毛並み

ご主人様が僕を撫でて言う

「美しい毛並みね、ほんと」

響きだけで意味はわからないけど

なんだかとっても誇らしい

なぜって

ご主人様が本当に嬉しそうにその言葉を口にするからだ

ご主人は泣いていても笑っていても、僕を撫でた後はじんわり笑顔になる

だから、撫でてもらう前に

僕もきっちり身繕いする

汚れてないかちゃんとチェックするし

ちょっと嫌いな味のご飯もちゃんと食べる

なんだか知らないけどそれを食べた時の方が

僕の毛、舐め心地が良くなるのである

舐め心地がいいときはご主人様の笑顔もひとしおなのだ

さぁ、準備万端。

今日の気分はどうですか、ご主人

「うん、今日も綺麗」

うん、あなたのその顔が見たくて

僕は日々頑張っているんだよ

だからちゃんと見ていてね

飽きずにまた明日もその言葉を聞かせてね

そして、僕に触って、元気になってね

10分創作#4「泥棒猫って何?」

泥棒猫って何?

生きるのに必死なだけ

欲望に忠実なだけ

あれば欲しいし

食べたいものは食べたい

甘えたい時は甘えるし

寒い時はひっつきたい

それのどこがいけないの?

ただ生きているだけなのに

どうして非難されるのだろう

面白いから笑うし

すごいなぁと思うからすごいねって伝えるし

いいなと思うからいいねって伝えるし

嬉しいから嬉しいって微笑んで

悲しいから悲しいって泣いただけなのに

ただ生きているだけなんだけどなぁ

そもそもあなたはしないのかしら

どうしてしないで生きられるのかしら

感情を抑えたまま生きるの大変じゃない?

 

わからないわぁ

ねぇ、そもそも奪ったつもりすらもないのに泥棒猫って何?